はじめに

大正琴の全盛時代
大正琴は、これまで3回のブームがあったと言われています。
第一次:1920年代
軽量・安価な洋楽器(ピアノの代替品)として
第二次:1960~70年代
古賀政男らの復興運動によるリバイバルブーム
第三次:1980~90年代
低音域大正琴の発明によるアンサンブルの成立
(⇒大正琴のブーム、歴史について)

第4次ブームが起こるとしたら?
これから大正琴のブームが来るとしたら、どんな形で受け入れられるのでしょうか?
第4次ブームを起こすには、何が必要なのでしょうか?
私は、みんなが大正琴を弾く「大正琴時代」が到来することを夢見ています。
(⇒大正琴の未来像)

大正琴を広めたい理由
大正琴は、五線譜が読めなくても演奏でき、奏法も割と簡単です。そのため誰でも始めやすく、楽器の入門としては最適です。
楽器のある生活は心に潤いをもたらしてくれます。大正琴が弾けるようになれば、楽器演奏の楽しみを味わうことができます。この喜びをより多くの人に味わってほしいのです。
(⇒大正琴の魅力)

大正琴の敷居が高い理由
大正琴は初心者が始めるのにうってつけの楽器です。
でも、「教室に通ってアンサンブルをする一択」の状態が、この楽器の敷居を高くしています。
ステージを目指さなくとも、
「ちょっと家で弾いてみる」という楽しみ方も知ってほしい!
独学で習得できる環境を作って、大正琴のハードルを下げたいと考えています。

新しい普及戦略
最近人気の楽器が「カリンバ」です。小型軽量かつ安価で、気軽に楽しめることから、アマゾンなどで購入して始める人が多いようです。
大正琴も本来は、小型・軽量・簡便が売りでした。大正琴の原点に立ち返り、「気軽さ」を追求した初心者向けのモデルの開発も望まれます(⇒新しいおもちゃ戦略)

歴史が証明する「実演」の力
森田吾郎氏以来の先人たちは、「実演」の力で大正琴の魅力を伝え普及させてきました。現代では、動画投稿、ライブ配信が力を持ってくると思います。インフルエンサーマーケティングも有効かもしれません。朝ドラをきっかけに『ラッパと娘』という曲が84年ぶりに注目されたように、何がきっかけで再ブームがくるのか分からない世の中です。
(⇒SNSを活用した広告・普及)

大正琴の可能性
大正琴はまだまだ進化する余地のある楽器です。さまざまな視点から、大正琴の可能性を探っていきたいと思います。
(⇒変わった演奏法、楽器改良の可能性、他楽器・他ジャンルとのコラボなど)

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