大正琴の音色に似た楽器 5選

⑤音色の魅力

ここでは、大正琴の音色に似ていると言われる楽器をご紹介します。そもそも大正琴の音色と言っても生音とエレキとでは異なり、エレキの音色にはかなりの幅があります。「大正琴の音色」自体に幅があるため、それに似ていると言われる楽器にもバリエーションが多いです。
大正琴の生音に近いのが以前挙げたポルトガルギターやダルシマーなど、エレキの音色に近いのがスティールパンなどとまとめることができそうです。

①スティールパン
最初の楽器がスティールパンです。スティールパンは弦楽器ではなく、元々はドラム缶を加工して作られた打楽器です。エレキ大正琴の音色がスティールパンに似ていると感じる方もいるようです。
スティールパンの演奏

②チェンバロ
次がチェンバロです。チェンバロのかたい音色が大正琴に似ていると感じる方もいるようです。チェンバロは弦をはじいて音を出す鍵盤付きの弦楽器という点でも大正琴と共通していますね。

チェンバロを大正琴のように弾いてみた動画

チェンバロに似ているなら…
チェンバロと大正琴の音色が似ている…ってことは、チェンバロと合奏されるリコーダーと大正琴も合うんじゃないか❓
リコーダーは日本一普及している楽器だし‼
そう思った私は以前、合奏用の楽譜を作ったけど反応はイマイチ…実際に試したいものです。

③シタール
大正琴の音色からシタールを連想される方も多いです。シタールはインドの民族楽器で、金属弦をはじく所が大正琴と共通しています。

琴シタールという楽器まで…
大正琴とシタールを合体させた「琴シタール」という楽器があるようです。

シタール奏者が大正琴を改造!?
大正琴奏者の田中悠美子さんは、ヨシダダイキチさんというシタール奏者に大正琴を改造してもらったそうです。どんな大正琴になったんでしょうね。

④ハンマーダルシマー
4つ目が、ハンマーダルシマーです。ハンマーダルシマーは弦をバチ(ハンマー)で叩いて音を出す打弦楽器で、ピアノの祖先とも言われています。犬神家の一族の「愛のバラード」には大正琴が使われていると思っている方がいますが、ハンマーダルシマーが正解です。
大正琴バージョンを聴けば、音色がよく似ていると分かります。

大正琴からダルシマーを作る!?
ハンマーダルシマーとは関係ありませんが、名前の似ている楽器にアパラチアンダルシマー(マウンテンダルシマー)があります。こちらは構造的に大正琴によく似ています。大正琴を改造してアパラチアンダルシマーにしてしまった例もあります。

⑤マンドリン
5つ目がマンドリンです。マンドリンも金属弦の複弦を持つ楽器で、クリアな響きが似ています。大正琴の音色がマンドリンに似ていることは、古くから指摘されていました。大正琴のトレモロ奏法はマンドリンから来たと言われています。
大正琴とマンドリンの合奏もよく合います。

【音色の魅力まとめ】 大正琴は「琴線に触れる」音色
ここまで大正琴の音色について取り上げました。大正琴の音色を一言で表現するなら「琴線に触れる音色」がふさわしいと思います。
「琴線に触れる」は古い表現ですが、若者ことばで言い換えるなら「エモい」に近い表現でしょうか。
大正琴の音が「チープな音」や「キンキンうるさい」から「エモい」に昇華するようにしていきたいものです。

『琴線に触れる』という言葉の由来とイメージについて|透香もも
「琴線に触れる」という表現に対し、以前からこの言葉自体が自身の琴線に触れるような感覚を有しており、凛とした美しさのようなものを感じてきた。大学の授業で箏を学び、実際に琴線に「触れる」中で、再びこの言葉に対するいくつかの疑問が浮き上がったため...

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