YouTubeで公開している数字譜について

SNSの活用

YouTubeだと、楽譜検索しやすい
紙の楽譜だと、「あの楽譜、どこへ行ったっけ」って探すことありませんか❓
楽譜をデジタル化すれば、検索で一発です!
YouTubeの数字譜も検索機能が使えます。以前、数字譜の動画を視聴する際に便利なYouTubeの機能を解説しました。

視聴者さんにアンケートをとったら9割以上がスマホで見ているようなので、スマホ版の解説も必要かなと思います。https://pbs.twimg.com/media/F_cW026aUAA9JQg?format=png&name=small

数字譜は原曲主義
私は数字譜を作る際は、できるだけ原曲に近いメロディーになるよう心がけています。私の経験上、大正琴の数字譜は独自の編曲が施されているものが多く、弾いていて違和感を覚えることがあります。かなり大胆なアレンジが加えられているのに、編曲者の名前すら明記されていないケースが多いです。そこは、この業界のルーズな所だと思います。
私は、最初に作曲した人が一番スゴイと思うから、たとえ誰かのカバー版の方が有名な曲であっても、できるだけ原曲通りの採譜を心がけています。

低評価が集まった数字譜-その理由とは?
Youtubeに投稿している数字譜シリーズですが、中には低評価が殺到してしまった動画もあります。それらをチェックしてみると、原曲と違う感じになっている場合が多かったです。
その曲に思い入れが深い人からしてみたら、一つひとつの節回しは大事なんだと反省しました。
千昌夫の『星影のワルツ』は、はじめ弾きやすいように細かい節まわしを簡略化したのですが、かえって良くなかったようで、原曲通りに修正しました。
旧動画

修正版

原曲意外に参考になるのが「他楽器の演奏」
数字譜を作るとき、もちろん原曲をよく聴いてみるのですが、クセのある歌い方や思いっ切りリズムを崩したような歌い方をされると、もとの譜割りが推定できない場合もあります。そんな時に参考になるのが「他楽器の演奏」です。
たとえば、『恋人よ』という曲は、元の譜割りが分からない曲の一つです。カラオケのガイドメロディーや他楽器の演奏を参考にして、数字譜を修正することができました。
ギターの山中芳郎さん編曲

グレーゾーンの著作権
Youtubeの数字譜は一から耳コピしたものもありますが、9割方は、五線譜を叩き台として原曲を聴いて一部改変したものです。五線譜はMuseScoreというサイトに投稿されているものや市販のものを使用しています。五線譜の制作者に著作権があり、これにいくら手を加えたとしても、消滅するものではないようです。
ただ、五線譜と数字譜の客層は分かれており、現状では五線譜販売の営業妨害にはなっていないので、出版社からすぐに訴えられる恐れは、それほどないとみています。
そもそも、五線譜から単音旋律だけ抜き出してそれを原曲に忠実に手直ししているので、どの五線譜を叩き台にしたかを言わなければ分からない話なのです。私はバカ正直に出典を明記していますが、とある大正琴関係者のブログを拝見すると、五線譜をカンニングして数字譜を作り、配布している流派もあるようです。

採譜のこだわり—奥が深い休符
採譜(耳コピ)するうえで、最近こだわっているのが『休符』です。
原曲を注意して聴くと、プロ歌手は意図的にブレスのタイミングを変えたりしているのが分かります(LP盤の時代以降の曲)。数字譜でも歌手の呼吸をできるだけ反映させられるように休符を設定しています。

調のチョイスについて
数字譜を作る時、メロディーラインが出来上がった後、どの調(スケール)で弾けば指使いが楽になるのかを検討します。よく教本には、「白ボタンだけの曲は難しい」と書かれていますが、私の結論としては、「白ボタンだけの曲がいちばん簡単」です。臨時記号が登場しない曲ですと、ハ長調やイ短調に移調すると簡単になるケースが多いです。
開放弦重視から白ボタン重視に修正した『七つの子』

転調のある曲は必ず難しくなる
最近流行の曲はリズムが超複雑な上、「転調しなければならない」という規則があるのかと思うほど、転調が入ってきます。転調があると、2つ以上の調で弾かなければならないので、転調前か転調後のどちらかは、どうしても黒ボタン頻出の数字譜になってしまいます。
YOASOBIの『怪物』の数字譜

数字譜の失敗作
数字譜を400曲作った中には、実は「失敗作」もあるんです。結論から言うと、自分で手拍子を叩きながら歌えない曲は、失敗することが多いです。具体的には、リズム(譜割り)があいまいな曲、主旋律があいまいな曲、異常に難しい曲などです。

単音にすることに無理があった―パッヘルベルの『カノン』
この曲は和音が命なので、単音にすること自体に無理がありました。音域も広いので、特に後半はメロディーラインがゆがみ、難易度も以上に高い、弾きにくい数字譜になってしまいました。

元の譜割りの推定に苦労した―五輪真弓の『恋人よ』
この曲は、リズムの取り方がはっきりしませんでした。原曲もライブ版音源も色々と聴きましたが、手拍子を叩きながら歌えない曲です。仕方なく、元の譜割りを推定できないまま楽譜を作った結果コチラ。(最高難易度 レベル7)

前述の通り、カラオケのガイドメロディーや他楽器のカバーなど幅広く聴き、統計的に元の譜割りを何とか推定して作った数字譜がコチラです。

最近の曲は異常に難しい―Eveの『廻廻奇譚』
最近の曲は異常に難しいものが多いです。Eveの『廻廻奇譚』は、数字譜のリクエストを募集した時に依頼された曲です。内心、「リクエストしてほしくないな~」と思っていた曲のリクエストが来てしまいました💦案の定、リズムが複雑かつ大正琴の音域に収まらなくて苦労しました。

現代の難曲は楽譜作るのが大変な割に不人気…
現代の難曲は苦労して数字譜にしても、それほど再生されません。このチャンネルの視聴者層の9割が60代以上だからなのだと思います。

今 関わりたくない曲No.1は『唱』です。

数字譜にしたい曲
私がこれまで数字譜を作ってきたのは、「どんな曲が大正琴に合うのか?」を探求したいという思いもあってのことでした。よく知られている有名な曲も良いのですが、色んなジャンルの曲を大正琴の数字譜にしていきたいと思っています。

ヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲』
マンドリンと大正琴の音色は似ているので、大正琴に合うのではないかと思っています。大正琴アンサンブルにアレンジしてもカッコ良さそうです。
アヴィ・アヴィタルさんのマンドリン演奏

一絃琴の『須磨』
大正琴の祖先に、一絃琴や二絃琴があります。二絃琴の『菅掻曲』は数字譜にできたので、
今度は一絃琴の『須磨』も数字譜にしたいが…一体、何拍子の曲やら分かりません💦

数字譜を使ってくれてうれしい
昔作った懐かしの数字譜を使ってくれる人がいて嬉しい思いをしました。
初期の数字譜は、かなり無茶な運指指定もあり、反省しております・・・

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